2005年02月06日(日) |
煉炭自殺を否定しないGさん |
癒しの森542 20 2月3日散歩の休憩地点(24時間スーパー)でホームレス2人、ホームレスに近い2人の知り会いがいることを書いた。メンバーを紹介すると次の通りだ。 ・ ホームレスの Cさん ・ ホームレスの Tさん ・ 準ホームレスのSさん ・ 自殺願望のGさん 4人のことは癒しの森に不適切なテーマであるが、反面教師の意味で記述したい。内容は、当然癒しの森でなく苦悩の森の物語である。今日は自殺願望のGさんのことを書き留めたい。この人は奥さんから別れてくれと毎日のように三行半を突きつけられている。55歳で仕事を失ってから2年が経っている。今は早朝のスーパーの清掃パートで働いている。働くと言っても時給700円で2時時間の仕事である。国民年金の13800円が払えないとの相談を私に持ちかける。そんなことは簡単である。社会保険事務所でその旨の手続きをすればよいなどのアドバイスをする。 今日深刻に受けとめたことは1日1400円の収入しかないのに、仕事が終ると2カップの酒を飲むのである。「酒を止めなければ立ち直ることが出来ないよ」とアドバイスした。この人の人生を狂わしたのは酒である。これでは三行半を突きつけられても仕方がない。奥さんが、アパートから逃げるとこの人は生きていかれない感じである。Gさんは準ホームレスのSさんに「Gさん。お前さんは睡眠薬と練炭しかない」と言われても反発する力が残っていないのである。
・その顔に 苦悩滲ませ 酒あおる 三行半も やも得ぬ流れ
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