2004年03月12日(金) |
ハッブル宇宙望遠鏡が「超深宇宙」撮影 |
3月10日米宇宙望遠鏡科学研究所は「ハッブル宇宙望遠鏡が4カ月がかりで撮影した超深宇宙の画像」(3月10日朝日)を発表した。 写っていたのは約1万個の銀河。中には、137億年前に宇宙が誕生してからわずか4億〜8億年後のものもあるという。 それにしても、光速で130億年もかかる超深宇宙の果てに1万個もの銀河が広がっているのだ。あまりに遠いため、各銀河の明るさは地球から見た月面の蛍の光ほどだという。地球から月までの距離は39万キロだ。39万キロ先の「蛍の光」であるから270時間もの露光でやっと捉えているのだ。 この写真撮影も全宇宙の中では点に過ぎない。全宇宙の超深宇宙領域を撮影するには100万年もかかるという。この領域を撮影することは余りにも広すぎて事実上出来ないのだ。 ・人類の 英知の前に 悠然と 境界無辺の 超深宇宙
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