2004年03月03日(水) |
最遠の銀河発見(仏研究チーム) |
地球から約132億3000万光年離れ、これまで見つかったものとしては最も遠い銀河を発見したと、フランスなどの研究チームが発表した。何しろ、地球から約132億3000万光年離れ、これまで見つかったものとしては最も遠い銀河であるという。毎秒300000キロの光のスピードで132億3000万年もかかる先というから、想像すら出来ない先である。ここまで来ると天文学というより哲学の世界のようだ。 研究チームは「宇宙は137億年前にできたと考えられており、宇宙誕生から4億7000万年後の、生まれたての銀河の姿をとらえた」(1月19日・産経)としている。この銀河は太陽系が属する天の川銀河の1万分の1程度であるという。それでも「太陽のような恒星約1000万個」(同)から出来ているというのだ。 前記の「太陽系が属する天の川銀河」の正式名称は「太陽系が属する銀河系」である。132億3000万光年先の銀河は、我らの銀河系の1万分に1しかないと言っても、太陽のような燃える恒星が約1000万個もあるのだ。今までも書いてきたが、これからも銀河系のスケールに関することを書いていきたいと思っている。 ・光速で 132億年の かなたまで 重力レンズで 測る知恵まで
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