2004年02月19日(木) |
天才の通信簿(3)「メンデル |
メンデルといえばメンデルの法則で有名な現代遺伝学の始祖である。しかし、グレゴール・メンデル(1822〜1884・オーストリアの生物学者)は、生きている間に評価されることはなかった。 「メンデルは「Inspired Amateurs」の著者ガイナ・ケブィンによれば、高校教師免許試験にパスできなったという。メンデルはこの同じ試験に何度も失敗している。彼は尼僧院の片隅で豆科の植物の伝統的な実験を行い、その結果を最終論文として提出してが、失敗して学位は取れなかった。彼の理論だれ一人として注意を向けなかったが、幸運にも彼の論文120のコピーが残っていて、彼の死後、天才的な功績として認められるようになった」(引用書籍昨日と同じ) マイペデリアによると、メンデルは修道院の代用教員をしながらエンドウの遺伝の研究、いわゆるメンデルの法則を発見し1865年に発表した。しかし発表当時は同世代の学者から評価されず1900年まで無視された。高校免許試験に何度も失敗しているメンデルの論文として、まともに読む人がいなかったのだろう。
・万般の 先駆の人に 苦闘あり 遺伝の始祖は 死後での評価
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