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2003年12月31日(水) シラーの語録

 年の暮になると、各地でべートウベンの「歓喜の曲」が歌われる。12月19日に書いたように「歓喜の歌」をEUの“国歌”とすることが欧州憲法案に盛り込まれることになった。これだけ世界で愛されている歓喜の歌がEUの“国歌”となるのだから素晴らしいことだ。
それにしても、この詩を書いたドイツのフレデリック・ヴァン・シラー(1759〜1805)という人も凄い。同時代のゲーテと共に国民的詩人と讃えられている。詩では哲学思想史の傑作『理想と人生』『散歩』などがある。2003年12月31日をしっかりと意識する意味で、世界格言集から、シラーの言葉を引用したい。
・人生において、諸君には二つの道が拓かれている。一つは理想へ、他の  一つは死へと通じている。
・人生はほんの一瞬のことに過ぎない。死もまたほんの一瞬である。  
・人間を偉大にしたり卑小にしたりするのはその人の志である。
・人生は退屈すれば長く、充実すれば短い。
・「時」の歩みは三重である。未来はためらいつつ近づき、
現在は矢のように速く飛び去り、過去は永久に静かに立っている。
     


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石田ふたみ [MAIL]

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