2004年01月01日(木) |
新渡戸稲造とクラーク博士 |
2003年12月17日、武士道は新渡戸稲造(1862‐1933)が英文で書いたものと記述した。教育者新渡戸稲造のことを知りたくて、ネットや電子手帳を開いてみた。「南部藩士の子として盛岡に生まれる。札幌農学校に入りw.s.クラークに導かれキリスト教に入信。欧米に留学して農業経営学を修め、帰国後一高校長、東大教授、東京女子大学長等をつとめ学生に大きな影響を与えた」(マイぺディアから)とある。 面白いのはキリスト教に入信した新渡戸稲造が英文で武士道を書いていることである。日本語でなぜ書かなかったのか。日本語に書いても、その時の時代背景として日本人が読まないとでも思ったのだろうか。新渡戸稲造は、トム・クルーズのようにキリスト教文化圏に人たちが、武士道を理解できると思って書いたことはことは確かだと思う。新渡戸稲造や内村鑑三に大きな影響を与えたW・S・クラーク博士の別離の言葉を引用したい。 青年よ、大志を抱け! それは金銭に対してでも、自己の利益に対してでもなく、 また世の人間が名声と呼ぶあのむなしいものに対してでもない。 人間が人間として備えていなければならぬ、あらゆることをなし遂げるため 青年よ大志を抱け。
クラーク博士の言葉を汚すようであるが31文字にさせて頂く。
・青年よ むなしい名声 求めずに 大志を抱いて 進み勝ち往け
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