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2003年12月13日(土) 宇宙に1300光年の巨大な花火

 宇宙の巨大な空間の思いを走らせることは、心の空間が広がると思っている。よって、時折報道される宇宙関係の記事はここで取り上げて行きたいと思う。今回は12月6日に報道された宇宙の巨大な花火について記述したい。
 地球から270万光年(銀河系の直径10万光年×27倍)離れた銀河の中の超高温の星があるという。「宇宙空間に広がる巨大な花火のように輝いている場所を、米航空宇宙局のハップル宇宙望遠鏡が撮影画像を公開した」(12月6日・産経から)
 撮影した場所は、さんかく座のM33という渦巻き銀河の中にある星雲で、若い星が続々と生まれている場所であるという。驚いたのは太陽のような高温の星の数である。「その中心部は非常に明るい高温の星が200個以上もあり、中には太陽の120倍も重く、表面温度が4万度近くにもなる星もある」というのだ。
 これらの星からの熱によって、周囲にあるガスがさまざまな色に明るく輝いている。この輝く花火のような直径がなんと1300光年にもなるというから想像を絶するスケールである。
昨日書いた光速と比較してみよう。

 太陽系         1日  (8分19秒×91天文単位×2=25.24H)
 銀河系     100000光年 (100000光年×365日=36500000日)
 花火の直径    1300光年(1300光年×365日=474500日) 
M33という銀河の中に輝いている星雲は太陽系の直径の47万倍もあるのだ。
 
   ・無辺なる 宇宙の中の 星雲が 光り輝く 巨大な空間
 
 太陽系の直径が光速で25.24時間といっても、273億キロもある。この太陽系の直径を地球上の乗り物で走ると次の時間がかかる。
 ・新幹線   時速 200キロ   太陽まで約85年×91天文単位=7735年
 ・ジェット機 時速1000キロ   太陽まで約17年×91天文単位=1547年

太陽系の直径は、銀河系の直径からみれば、3650万分の1である。しかし、この太陽系をジェット機のスピードで横切ろうとすると1547年もかかるのだ。
    


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石田ふたみ [MAIL]

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