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2003年11月15日(土) 阪神をリードした男〜矢野輝弘

 昨日のNHK人間ドキュメントはプロ入り13年目の「阪神をリードした男〜矢野輝彦捕手」34歳であった。平成2年ドラフト2位で中日に入団する。しかし、6年間はほとんどベンチに座っているだけで、付いたあだ名はカマボコであった。そしてプロ入り7年目に阪神に放出される。

 ここでも最下位を連続四年も経験する。レギュラーポジションと名捕手の評価を得るに10年以上を要した。矢野の持ち味は、投手の良さを引き出そうとする姿勢なのだ。その典型が「キャッチャーのサインが気に入らなかったら首をふれ」との指示だ。そして、常に若手ピッチャーを常に気にしている。ある時は負けん気を刺激したり、ある時はひたすら優しく元気づける。

 この独特の姿勢は、悔しさを味わいつくした経験がベースになっているのだ。悔しさを味わい尽くした矢野輝彦が、投手の球と心を受け止める名キャッチャーに成長して行った。そして、ピッチャーの力を最大限に引き出す「矢野流・心のリード」が完成する。

  ・悔しさを 味わい尽くして 培った 矢野流リードが ことし花開く
                             


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石田ふたみ [MAIL]

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