2006年07月14日(金)




フェルマーの最終定理
という本を読んだ。

数学の素人でも知っているこの有名な難題。
17世紀にフェルマーが提起してからおよそ350年間
オイラー、ルジャンドル等、有名な数学者から
アマチュア数学者に至るまで様々な人間が挑んだにも関わらず
誰も解くことができなかった。
そして1995年、ごく最近のことだ。
ワイルズという数学者がこの問題を解き明かし
一躍、脚光を浴びた。

この本はそんなフェルマーの最終定理の発端から
この問題に挑んだ数多くの人間の人生や
数学の歴史や進化を分かりやすく述べている。

私は数学者という人種の
真実を解き明かそうとする情熱と
数学の奥深さに痛く感激し
彼女と二人で入った飲み屋で
気が付けばとくとくと語っていたのだった。
「ピタゴラスの定理でx^2+y^2=z^2ってあるでしょ?それがね?・・・」
今考えるとたぶん、面白くなかったと思うし
酔っ払うにしてはもうちょっとこう・・・
親しみやすい酔い方をすべきだったと思う。
彼女もよく我慢して聞いてくれた。
多分、僕が逆の立場で
酔っ払った人間に、数学について熱く語られても
「まぁまぁ。そんなことより、あそこにいる娘のオッパイでかくね?」
とでも言うだろう。

今後、酔って饒舌になるときには話題には気をつけたい。
相手が親しめる話題が好ましい。
数学の話をするにしても
ただ、ピタゴラスの定理について説明するのではなく
「たとえばキミの胸を三角形に置き換えるとここがxで・・・」
と言いつつ、胸を触るくらいの
そんな親しみを持って会話していきたい。

もし、セクハラで訴えられた場合でも
「いや、違うんですよ。xがね?」
という弁明をすれば精神鑑定に持ち込めるので一石二鳥。



それにしてもあの飲み屋のレバーは劇的にうまかった。
ほんのりピンクで口の中でとろけた。
カメラを持っていかなかったのが悔やまれる。
ぜひまた行きたいと思う。


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日記才人