フェルマーの最終定理 という本を読んだ。
数学の素人でも知っているこの有名な難題。 17世紀にフェルマーが提起してからおよそ350年間 オイラー、ルジャンドル等、有名な数学者から アマチュア数学者に至るまで様々な人間が挑んだにも関わらず 誰も解くことができなかった。 そして1995年、ごく最近のことだ。 ワイルズという数学者がこの問題を解き明かし 一躍、脚光を浴びた。
この本はそんなフェルマーの最終定理の発端から この問題に挑んだ数多くの人間の人生や 数学の歴史や進化を分かりやすく述べている。
私は数学者という人種の 真実を解き明かそうとする情熱と 数学の奥深さに痛く感激し 彼女と二人で入った飲み屋で 気が付けばとくとくと語っていたのだった。 「ピタゴラスの定理でx^2+y^2=z^2ってあるでしょ?それがね?・・・」 今考えるとたぶん、面白くなかったと思うし 酔っ払うにしてはもうちょっとこう・・・ 親しみやすい酔い方をすべきだったと思う。 彼女もよく我慢して聞いてくれた。 多分、僕が逆の立場で 酔っ払った人間に、数学について熱く語られても 「まぁまぁ。そんなことより、あそこにいる娘のオッパイでかくね?」 とでも言うだろう。
今後、酔って饒舌になるときには話題には気をつけたい。 相手が親しめる話題が好ましい。 数学の話をするにしても ただ、ピタゴラスの定理について説明するのではなく 「たとえばキミの胸を三角形に置き換えるとここがxで・・・」 と言いつつ、胸を触るくらいの そんな親しみを持って会話していきたい。
もし、セクハラで訴えられた場合でも 「いや、違うんですよ。xがね?」 という弁明をすれば精神鑑定に持ち込めるので一石二鳥。
それにしてもあの飲み屋のレバーは劇的にうまかった。 ほんのりピンクで口の中でとろけた。 カメラを持っていかなかったのが悔やまれる。 ぜひまた行きたいと思う。
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