2005年10月03日(月)



同期である彼はちょっと大人しく
もうちょっと言うと暗い。
ぱっと見、秋葉系であり
もうちょっと言うとキモイ。

彼がエッチなナニを
たくさん所有していると知ってからというもの
顔を合わす度に冗談半分で
「いつエロゲー貸してくれんの?」
と、からかっていた私。
そんな彼が珍しく私の席にやってきて
「これ。約束の」
と言って袋を置いて去っていった。
中を見てみるとエロゲーがひとつ。
うわー、会社で渡すなよー。


ともあれ
エッチなナニをたくさんアレしている
彼が貸してくれたエロゲーだもの。
さぞかし厳選された一品なのでありましょう。

で、早速家に帰ってみてみると
包装からケースから全てキッチリと保管してあるエロゲー登場。
私であればビリビリに破いて捨ててしまうであろう
CD-ROMのケースの包装までちゃんととってある。
すごい。
これ素手で触ってもいいのかな。
手袋とかしなくていいかな。
指紋つけたら怒られそう。

折り目のついていない説明書にのっとり
マイPCにインストール。
CD-ROM3枚分。3枚て。
OSでも1枚で済むのに・・・・・。

そしておもむろに流れる
訳のわからないBGM。
まずは幼馴染であるところの美人さんに
寝起きを起こされ、一緒に登校するところから始まる。
うわー。さぶーい。ベタ過ぎるー。

このゲームの主旨は
学園生活を過ごす中で
同級生や後輩や女教師などと仲良くなり
最終的にはアレをする。
というものであるようだ。
途中、いくつも選択肢が発生し
その選択次第によって
アレできたりナニできなかったりするわけだ。

とりあえず私は
登場してくる女性キャラクター全員と
アレしたりナニしたりしようと思ったので
当り障りのない選択肢をチョイス。
すると、最終的には誰とも仲良くならず
普通の学園生活が平和に進行し
そして終わった。


は?
終わり?!
まだなにもしてないじゃない!
青春はこれからじゃない!
アタイ、まだまだいけるじゃない!


どうもゲームというものに対して
のめりこむということが出来ない性格なうえ
女性との駆け引きは苦手であるし
なにより、あまりに青春しているこの物語は
私には眩しすぎる。鳥肌がたつ。
私はこういったゲームにストーリー性など求めていないのだ。
とりあえずカワイ子ちゃんとにゃんにゃんするという
目的を達成したい。最短距離で行きたい。
というか初っ端からそれで構わない。
にも関わらず、ゲームは延々と続く学園生活を映し出す。
選択肢が次々とポップアップ。
い、いつになったらアレしたりナニしたりできるのですか。
まだですか。
また選択ですか。
どちらの女の子と一緒に下校しますか?だと?
両方連れてけ!
白いうなじが目に入り思わず目を逸らした。だと?
もっと食い入るように見つめなさい!
あー。体育祭なんてどうだっていいよ!
保健室行こうよ!




女の子とアレしたりナニしたりしたい
という情熱は驚くほどあるにも関わらず
このゲームをクリアできる気が全くしない。


 < past  INDEX  will >
MY追加




日記才人