2005年06月13日(月)



某映画流に申すならば
人間とは二通りに分けられる。
ATMで2万5千円を引出した時
「1万円2枚。5千円札1枚」が出てくる人間と
「千円札25枚」が出てくる人間だ。
私がどちら側の人間か
皆さんには分かりきったことだろうと思う。
あ。うん。大丈夫。慣れてるから。


昨日はえらく天気が良かったので
久しぶりにカメラを持っておでかけをした。
行き先は仙台空港。
途中、近道をしようと
すごい裏道を通っていたら
なぜかコクさんとすれ違って驚き。
とりあえず中指を立てておいた。

空港に到着したのは午後16時ほど。
実は以前、目をつけておいた撮影ポイントがあった。
滑走路のすぐ脇で、障害物もなく
しかも滑走路への進入、離脱コースの真下で写真が撮れるのだ。
つまり、低空で飛行する機体を
かなり近くで撮影できるってわけ。

思いの外、とてもいい感じに撮れそうだったので
私はウキウキしながら撮影に望むが
これがまた、動くものを撮るのは難しいのだった。
あっという間に行ってしまうし
ピントが合わないし
日が暮れてくるとシャッタースピードが落ちるし
失敗してしまったらまた次の便を待つしかない。
長いときは30分も待った。
ようやく聞こえてきた轟音に
今度こそうまく撮るぞ!と私は意気込んで
一心不乱にカメラの調整をしていると
なんともいえない絶妙のタイミングで
老年のご夫婦が
「学生さんかい?」
とか
「何処からきたの??」
とか
色々質問してきて割と普通にパニックに。
え。いや。社会人です。
えっと。すいません。ちょっとまっ、
んと。あの、せ、仙台から来あーー!(行っちゃったー)


とても感じの良さげなご夫婦だったけど
あの絶妙なタイミングで何度も話し掛けてくるのは
多分、私をおちょくって遊んでたのではなかろうか。

あらら。行っちゃったねー。

って誰のせいだー!!
次回からあの撮影ポイントに行くときは
ipodかなんか持って行って話し掛けられないようにしようと思う。


しかし日が暮れるにつれて
西にはキレイな夕焼け。
手前には川があってそれを映す。
日が暮れると滑走路の誘導灯が次々と点り
とてもキレイな景色なのだった。

子供を肩車している父親や
手を引く母親。
身を寄せ合う恋人。
結構、たくさんの人がいて
みな空を見上げている。

風も気持ちよく、こんな日はここは
散歩やデートにはいい場所だなぁ
とか思いつつ
結局、4時間もあのあたりを徘徊してたのだった。
もちろん一人なのだった。

あ。うん。大丈夫。慣れてるから。

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日記才人