気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
窓辺さーんっっ! ルイは疲れた表情をしていた。人間よりも遥かに魔力の扱いに長けた悪魔とはいえずっと魔力を抑えたままでいるのだから当たり前だった。しかし、これで彼女がその力を解放したとなったらそれはそれで大惨事となる。 「のう、ルイ。温泉にでも行こうか?」 アニムが提案した。 「温泉、いいなあ。でも、気が抜けたとたん魔力がどんってならないかな?」 「この近くにある温泉の効能は万能だ。もしかしたらソレが治るかもしれん」 「そうかなあ」 「そう思い込むのも手かもしれん、のう、バルク」 「...... ん? ああ、そうかもな」 「どうした? バルク」 「温泉に合う酒って、やっぱエモク酒だよなーって思って」
草うららか
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