気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
今日、平日だったのに......。 何故、ルイの魔力が暴走しているのかは本人にも原因がわからない。これまでも似たような事はあったが2、3日でおさまるものだった。しかし、今回は一週間目に突入している。 仕方が無いので、惚れてメロメロになってしまった人々は記憶を操作して忘れさせた。魔力過多である今の彼女にはやや危険な方法である。記憶操作は魔力の加減が難しい。 「もう、やだ。どうしてなの?」 彼女は弱音を二人に吐いた。 「魔力をたっぷり消費する方法ってないのか?」 バルクはふと口にした。 「おお、それだ。ルイ、何か大量消費する方法は?」 「そうね、あの山吹き飛ばせそう」 「......悪かった。うかつなこと言って」 「私、恥ずかしい。悪魔なのに魔力にもてあそばれるなんて」 「悪魔も、大変なんだな」
草うららか
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