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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
昨日のレポート(という名の流し書き)にて、即席メンのCM曲は多分「恋のフーガ」でなかったと思う。別の曲だったような気がする。 『呪われた剣、探してます。』 とある宿屋には、そう書かれた張り紙がある。いや、何件かの宿屋や居酒屋にある。 「ご主人、これ、本気かい?」 「ああ、見つけたらよろしくな」 レイヨンはつまらなそうに答えた。何しろ、すでに何十回と答えた質問だったからだった。聞かれる度に思い出す。 『そーいや、アイツ、何やってんだかな』 グラスを拭き終える。もう店じまいだった。部屋に戻って休もうとした時、ドアが開いた。 「ごめん、レイヨン。泊めて」 男が入り込んで来た。伸びかけた金髪、青い眼の青年だった。 「久しぶりだな。あいにくだが、もう今日は何も作る気にならねえ」 「いいよ。なんかパンでもあれば」 「品切れだ」 「じゃあ、なんか飲み物.....牛乳とか」 「ここは酒場だ」 「じゃあ、なんでもいい」 「干し肉でもかじってろ」 レイヨンは残り物の干し肉を一切れ、男に渡した。 「サンキュ」 「で、今回は何処まで行ってきたんだ? ブロード」 「イレグディンドの更に北の方」 「なんでまた、そんな面倒なところに......」 「それがね、面白いものがあったんだよ」 ブロードは干し肉をかじりながら言った。その顔は、とても面白い物があったような顔ではなかった。
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