気まぐれ日記
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2007年07月05日(木) 今日の怖い話 

 仕事場の調理員宛に電話が掛かって来た。その調理員が電話に出ると「損保?」とか「お○○じ?」とかの単語が出て来る。最終的に険しい声で「やめてください」「弁護士に話しますよ」と......。
 どうも、東京の融資会社のようだけど、身に覚えのない話。勝手に名前使われて口座にお金を入れられるところだったらしい。しかも、携帯の電話番号は違うが、その調理員の夫の親のことまで知っているという。つまり、身内の誰かが、名前と口座を使用したみたい......。

 気味悪い話です。
 




 いいタイミングでバルクたちはメイド協会を訪れた。
 「兄さんの顔見たらなんか踏ん切りがついたの」
 と、ヴェックスは笑った。その笑顔もすぐに消える。
 「クイスマークの黒い噂は知っているけど、私たちは表向きを見る事しか出来ない。だから嫌でもメイドたちを派遣せざるを得ないの」
 「行ってみるしかないのう。そして、魔族が取り憑いてないことを祈ろう」
 アニムは独り言のように言う。「取り憑く」とは比喩表現だが、魔族と取引してろくな事がない。魔族の糧は様々だが、人間の命に関わるものが多い。結局、魔族に取り憑かれているのと同じようなものだ。
 「来るぞ」
 バルクが突然立ち上がった。自然と柄に手がかかる。セルヴェスがそうさせているのか、バルクが無意識にそうしたのか、どちらにしろ、危機が訪れていることは確かだった。
 急に馬車が止まった。その反動でバルクが尻餅をついた。
 「バルク、立ったのが無意味になったのう」
 「うるせー」
 他の乗客も立ち上がる。
 「お客さん、すいません。乗客です」
 と御者が言った。
 呆然とするバルク。アニムもルイもヴェックスも驚いた。
 「あれ?」
 手が自然と柄から離れていた。
 「なんだったんだ? 今の」
 バルクが首を傾げた。


草うららか |MAIL

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