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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
友人とお出かけします。ちょっと県(?)庁所在地にいってきますわ。 バルクの勘は外れてしまった。 バルクは座り直し、馬車には乗客が乗る。三人の乗客だった。そして馬車は再び動き出す。乗り合い馬車には一応停車場があるが、途中下車や途中乗車も出来る。 「どうした、バルク」 「どうしたの、バルク」 「どうしたの、兄さん」 三人、同じ事を同時に尋ねた。 「いや、わかんねー」 それまでぴりぴりと感じていたものが、今はない。セルヴェスも黙っている。剣をあてにしているわけではないが、自分の勘が外れることはなかった。 「どういう事だ?」 自分に問うたところで答えは出なかった。 新たに乗った客三人は、旅芸人のようだった。昨日から乗っている旅芸人は弦楽器をつ爪弾くと、一人は笛を取り出し、一人は鈴を鳴らし、一人は歌い始めた。馬車はにぎやかになった。
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