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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
昨夜はなんか頭痛が酷かった。たまにそういう時があるんですよ。なんだよ、フルラリオ=アンザニカって? 頭痛のせいでどうでもいい、ややこしい名前付けてしまった。 フルラリオ自身も不安を感じていた。そして、それをヴェックス一人で行かせる事も不安を感じていた。 「どうか、ヴェックスのことをお願いします」 彼女はバルクたちに、一礼をした。 ヴェックスの準備が済むとすぐにクイスマークの屋敷に向かった。乗り合い馬車を利用して三日ほどかかる。途中、休憩、宿場として街や村に寄った。 馬車の中でヴェックスとバルクは久しぶりと言う事もあって会話を始めた。 「ヒーガル兄さんの仕事仲間の事は、フレクアから聞いたわ」 「フレクアから? あいつ、まだほっつき歩いているのか」 「なんだか、楽しそうだったわ。兄さんも、そう。すごい楽しそうね」 「苦労もあったけどな」 「兄がいつもお世話になっているわね。えーと、あなたがアニム、そっちの子がルイね」 アニムに向かってヴェックスは手を差し出した。 「ヴェックス=トリス=ビアソーイダ。あなたたちにはバルクって名乗ってるようだけど、ヒーガルの実の妹よ。よろしく」 「よろしく。アニム=マスディス」 軽く握って放すとルイにも向けた。 「よろしく」 「え、ええ、よろしく」 二人は戸惑ったような顔をしていた。 「何が聞きたいのか、よくわかるわ。私だって、うちがどういう家系なのかわかっているもの」 ヴェックスはにっこりと笑った。
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