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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
どうも、イライラするなァ。部屋の散らかりとか見てると余計かもしれない。 ウォンテッダーは賞金首を捕まえ、その賞金を旅費にしている者が多い。バルクたちもその中に入る。故にほとんどのウォンテッダーは腕っ節が強い。 「目的か......」 バルクの以前の目的は『思ったものだけを斬る剣』を取り返すことだった。ティママンという伝説の英雄が使っていた(とされる)剣で、本来扱うのがとても難しい剣である。 その剣を手にした男は自慢げに「この剣で俺の身体を貫いても、俺は死なないぜ」と言い、剣を自ら刺して死んでしまった。刺す時になって男は一瞬不安を感じたからだ。その不安のために男は死んでしまった。バルクはその墓の前で男の妻から剣を返された。『馬鹿な夫で......』と男の妻は泣きながら語った。そんな後味の悪い思いをしたため、バルクはその剣を元の位置に戻した。 今、バルクが腰から下げているのはドラゴンの長であったセルヴェスが死して形になった剣である。不思議と危険を知らせたり、稽古に付き合うように重さを変えたりする剣だった。 「セルヴェスさんよ、悪ィな。退屈させちまって」 セルヴェスと共に世界を見て回って欲しい。そう、セルヴェスの仲間に頼まれている。
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