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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
つつじ(エゾツツジだっけか?)も咲いて、春が来た(誰か、お前の頭に春が来てるんだよと突っ込んでください)と浮かれてますが、微妙に寒いかもしれない。八度? そんなもんなの? 彼女は更に続ける。 「小さな子供には親が必要なのよ。その子が泣いたらなだめる事が出来るかしら?」 「私は知ってる。子供の相手は大変なんだ」 山の神が選んだ娘がぐずり始めた。木の実などで機嫌を取っていたが、そろそろ親が恋しくなったようだった。 「おかあさーん!」 娘は駆け出して山の神からは離れ母親の足に絡み付いた。山の神は娘を母親から引きはがしたが、娘は泣き暴れた。腕が顔に当たり、足が腹を蹴った。何より、叫び声が酷かった。とうとう神は子供を放した。 「ひどい声だ」 「どうして一番小さい子を嫁に?」 「一番長くいられると思ったんだ」 彼女は、山の神と言えども、人と変わらず見た目通りなのかもしれないと思った。 「やっぱり、人を嫁にするのは諦めた方がいいのか?」 「時間なんか、関係ないわ。あなたが一緒にいたいと思った人、そして、あなたと一緒にいたい人と過ごせばいいことよ」
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