|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
下ネタが好きなんだとか? 「見つかるかな?」 「いずれ、見つかるといいわね」 「ここにいても見つかりそうにもないな」 「でも、あなたはこの山の神様でしょ? あなたがここから離れたら山が死んでしまう」 「そんなやわな山じゃないさ。俺がいたんだぜ?」 山の神は笑った。そして、消えた。庵も消えた。商業隊と彼女と虎、それだけだった。 村に一泊して商業隊とともに彼女と虎は山を越えた。 「それにしても、あんたの指示がなかったらあたしたち皆山の神に殺されていたかもね」 キイ・レイが言う。 「ありがとう。あんたのお陰で助かったよ」 娘は改めて礼を言った。 「私は何もしてないわ」 「いや、あんたは本当、神との交渉人だよ」 「そうね、私の娘も無事に返してもらって助かりました」 「私は、本当に当たり前の事をしただけなの」 娘は何かを悟った。それでも、もう一度彼女に礼を言った。 「あんたにとって当たり前でも、あたしたちには出来ない事なんだから。あんたのお陰で皆助かったんだ、ありがとう」 しばらく商業隊の馬車に乗せてもらい、村に着いたところでおろしてもらった。 「お代はいらねェよ。姉ちゃんたちのお陰で助かったからな」 「あの、乗せていただいてありがとうございました」 「いやいや、礼を言うのは俺たちだよ」 商業隊と別れる。 彼女と虎は、村に入って行った。
|