気まぐれ日記
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2007年03月29日(木) 落ち着いている

 と、言われました。
 前のところでも言われたような......。
 言ってみれば、大抵のことでは動じないということだけです。
 嫌ですよ、今のところ猫かぶっているだけですから。
 友人が聞いたら爆笑もんですよ、コレ。いざと言う時にはハイテンションですから。




 「人魚に......そんな、馬鹿な」
 人魚は人に恨みを持つ。それがどんな恨みなのかは知られていない。ともかく人を誘い出し、海の贄とするくらいなのだから、すくなくとも人は嫌われた存在、馬鹿な存在とされているはずだった。
 そんな人魚にこの男は惚れられたのだ。彼女は驚いた。
 「だから俺は海の贄とはならないんだ」
 「へえ」
 魚をごちそうになり、彼女と虎は満足して宿に戻った。

 その夜も心地よいさざ波を聞きながらよく眠った。
 次の日、海岸はざわめいていた。
 「馬鹿だよな」
 「ああ、全くだ」
 「夜は海に出るなと言ったのに」
 昨日の男が海の贄となったらしい。
 「どうしてだろ?」
 彼女はつぶやく。人魚に惚れられた男だと言うのに。
 「まんまと騙されたんだよな。人魚は最初からヤツを贄にしたかったんだ」
 誰かが言った。


草うららか |MAIL

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