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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
この間カラオケいった時、ついその場のノリ(というより、悪ノリ)で、80年代アニメメドレーなるものを入れてみた。 「ほう、その女性とあなたは旅をしてているのですか?」 「そうだ」 「しかし、話す動物とは、私も初めてお目にかかりました。さぞかし、苦労したのでしょう」 「そうでもない」 虎は茶をすすりながら言った。虎にとって茶は少し苦い飲み物と認識している。 「ただ、チャーミグと一緒にいるだけで言葉を覚える事ができたのだ。教えるのは最初の頃だけだ」 「へえ、そうなんですか」 その後世間話を三十分ほど続け、虎は飽きて来て教会を出ようとする。 「あ、待ってください。今日は少し祭りを見てこようと思います。ご一緒してもいいかな?」 「どうぞ」 虎は仕方が無く神父が準備をしてくるのを待った。ややして神父と一緒に教会を出る。 「さすがににぎやかですね。そう言えば、お連れさんは二日酔いでしたね。二日酔いにはキッブの葉がいいんですよ」 「キッブの葉?」 「ええ、薬草ですよ。ここでは薬屋に行けば売っているので」 「ほう」 神父は薬屋に入り、虎は店先で待っていた。 「どうして、クレンのために?」 「美人と聞いたからにはお会いしてみたくてね。聖職者の身でありながら俗世的で恥ずかしいです」
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