|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
なんか、母が気に入った新番組ドラマがあります。 大樹の神は虎と彼女の前にいる。 「お二方をご子息に会わせました」 「そうか」 大樹の神はうなずいた。 「あの、神様? ご子息は、あの二人だけなの?」 彼女は一応聞いてみた。彼女にとっても虎にとってもどちらがふさわしいのか、さっぱり分からなかったからである。 「いや、あとは娘がおる。けれどまだ年が若いから継ぐのも無理だろう」 「でも、継ぐ権利はありますよね?」 「まあ。ないとは言わん。儂も早く隠居したいだけであってのう」 「なら、こういうのはどうでしょうか?」 彼女は、ひそひそと大樹の神に耳打ちをする。虎と猪は顔を見合わせて聞き耳を立てた。 「なるほどのう」 老人はにんまりと笑みを浮かべる。それは子供のような笑みだった。 「一応、娘に会うと良いだろう。アターク、案内を」
|