気まぐれ日記
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2006年12月19日(火) あの訓って!?

 なんか「集○社の雑誌のお祭り」にて上映された銀魂が、「あの訓」らしいんですが、他人様の日記な為、どの訓なのかわかりません。どの訓ですか? もしかして、あの訓ですか? DVDでますか!?
 今週の一言(延長版):もしかして、近藤さん?




 「マレモン、この街変だわ」
 彼女はそっと耳打ちした。
 「なんでそう思う?」
 「だって、こんなもてなすのに他に話す動物は一匹もいないのよ。変じゃない」
 「それも、確かだ」
 虎もそう思う。確かに、自分たち動物は自由を一番に考える生き物だった。しかし一匹くらいこの街で贅沢に暮らす動物だっているはずだろう。
 「明日には、この街を出ましょう」
 「そうだな」

 そんなわけで翌日、彼女と虎は街を出た。出るとき、街の人たちは引き止めたり、残念そうにしたりしていた。
 街から出て、しばらくたった後、数十人の男たちが彼女と虎の前に立ちはだかった。
 「さっきの街の人だな」
 マレモンは鼻を動かす。
 「なんの用かしら? 忘れ物をした覚えはないけれど?」
 「俺たちはマレモン殿に用事があるんだ。女、怪我しないうちに去りな」
 「マレモンに? そうか。やっぱりそうか。あの街には一匹も話す動物がいない。でも、訪れる動物は結構いる。何故かというと、あなた方街の人たちが、あがめては食べてしまうのね」
 マレモン、一瞬びくっとする。
 「そうだ。俺たちはあがめた動物を食べる事により、神秘的な力を手に入れるとされている」
 「実際、百年前に話す動物を食べて、神秘的な力を手に入れた奴がいるんだ」
 「それってどんな力なの?」
 「確か、生まれてくる家畜の雄雌が分かる力だ」
 マレモンはきょとんとしてから、彼女と一緒に大笑いした。
 「笑うな! そう言う訳だ。女、離れろ! 怪我すんぜ!」
 「冗談言わないで。マレモンを食べられてたまるもんですか! ね、マレモン。あなただって、食べられたくないでしょ!」
 「全くだ。人とともしていても、人を襲わないという確証はない!」
 「かわいい炎の精霊ちゃん! きらめく炎で我に力を!」
 「お願いします、美しき精霊様、清き水で力を貸して!」
 一人の男から放たれる炎を彼女は水のガードでマレモンとともに守る。水が蒸発してあたりが熱くなったが、やけどは免れた。
 「地の精霊さん。私の願いを聞いてください。愚か者どもに地の裁きを!」
 彼女が地面にぺたんと手を当てる。すると地割れが起きそこから根が伸びた。根が男たちの足に絡み付く。
 「くそっ! おいっ! 風の精霊! なんとかしろ!」
 男の一人が叫ぶ。カマイタチが起き、根を切り刻んで数人ほどが動けるようになった。
 「ぐわあっ!」
 マレモンが男の一人に飛びかかった。
 「うわっ!」
 前足で押し倒し、男の首元に噛み付こうとする。
 「わ、止せ! 助けてくれ!」
 「引け」
 「わ、わかった」
 「みんなだ」
 マレモンがゆっくり男から離れる。
 「炎の精霊さま、お願い。歯向かう人は燃やしちゃって」
 「ちっ!」
 男たちは去って行った。あたりが静かになる。
 「ふう、ありがとうございました。精霊様。おかげで私はまたあなた方様と生けます」


草うららか |MAIL

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