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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
昨日今日と、なんか仕事が忙しくバタバタしてました。明日もきっとバタバタしていると思う。 彼女は精霊たちに礼を言った。これが、精霊を使う礼儀だった。精霊と契約する際、精霊の性格を見抜き、それを讃える(?)言葉で呼び出す。精霊が気に入れば力を貸してくれるし、気に入らなければ何もしない。または精霊の気分によってもだいぶ違って来る。 「クレン、ありがとう」 「なんで?」 「もし、クレンが気づかなければ、私はもう少しあの街にいただろう」 「あなただったら、あの街の人たちから逃げる事が出来るんじゃない?」 「そうでもない。私一匹と多数の人では、多数の人の方が圧倒だ」 「そうかしら?」 「そうなのだ。さあ、急ごう」 二人は歩き出す。 夜が来た。 何もない街道の真ん中で彼女と虎は取り残されたように一人と一匹だった。 「夜通し歩くのか?」 彼女の荷物には野宿をするための道具はない。いざという時の為の食料があるだけだった。 「そうね。でも、ここらへんで野宿というか、一休みしようか」 適当な木の下などを探し、そこに座った。どこかの街で買った食料の一つを取り出して食べる。それは粉っぽいビスケットであるが、栄養は豊富で一本食べると半日はもつ、らしい。水筒も取り出し、水を飲んで飲み込んだ。。 「私はちょっと狩りに行ってくる」 「いってらっしゃい」 少し、虎がうらやましかった。
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