気まぐれ日記
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2006年12月07日(木) くまの

 くまの○ーさんは、なんでしょう? というラジオのクイズがあったらしい?
 「え?」てなるけど、○ーさんはぬいぐるみです。
 で、なんで今日○ーさんの話かというと、いきなり母に○ーさんを書けと言われたんですよ。あれ、難しいよね?




 翌日、彼女は虎と会った。昨夜の事は夢じゃないと確信させられる。約束の場所に既に虎は待っていた。地面に大きな体を伏せている。通行人は虎を見て見ぬ振りをする。
 「おはよ、マレモン」
 「お早う、クレン」
 「さ、さっそくケーキを食べに行こうと言いたいところだけど、まだケーキ屋は開いてないの」
 「つまらんな。人の朝は遅過ぎる」
 「そんなことはないんだけどね」
 彼女は、人の生活に合わせて店が開く事を教え、虎はそれを感心した。
 「なるほど、それで無駄がないのだな」
 「少し、この街を散歩しましょうか。私、この街は初めてなんだ」
 「私もだ」
 「マレモン、あなたは旅の途中なの?」
 「旅......そうかもしれない」
 「そうかもしれないって?」
 「私は探しているのだ。私と同じように話す動物を」
 「どうして?」
 「じいさんが死んでしまった時、聞いたのだ。『わしはお前の他にたくさんの動物に言葉を教えた』と。だから最期を看取った私には、その動物たちにじいさんの死を伝えなければならないのだ」
 「そう」
 この虎は律儀だな、と彼女は思う。一方で、人の食べ物に興味を持っているのだ。人と生活し人の言葉を得た虎は人に対して好奇心が旺盛だった。
 「クレンはどうして旅をしている?」
 今度は虎から尋ねて来た。


草うららか |MAIL

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