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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
昨夜、寝ていたらお腹が急にキリキリ痛みました。 「そうだのう。まさか本当にリースリーズだとは、思わなかった」 「お前、当てずっぽかよ」 「そういうお前こそそうだろ、バルク」 「あら、二人とも。勘はいいのね」 「リースリーズ。お主の眼、嫌だのう。何か見透かされているような気がする」 アニムが懐からカードを取り出す。 「そのカード、あなたの精神で出来ているの? エルフの割に出来るじゃない。でも、私にはあなたたちの事は全部お見通しなのよ」 彼女の姿が変わる。その姿は人間の青年の姿だった。二人が知る顔。 「あなたたちって、偶然の塊のようね。普通のウォンテッダーって魔族に遭遇するのが普通よ」 「セルヴェス......」 かと思うと、二人は吹き飛ばされ壁に激突する。 「がっ!」 「......無事か、アニム?」 「ドラゴンの長。こんな人間の姿をしているの。意外ね。ウィングドラゴンの名はだてじゃないのね。すごい風だわ」 ドラゴンの長、セルヴェス。人間の姿で人間並の力でドラゴンを束ねていた。バルクたちはその最期に立ち会った。 「いっつー......お主、記憶を読んでおるのか?」 「ええ。そして、あなたたちの記憶を利用できる。妖精主にも会っているわね」 青年の姿が変わる。今度も青年の姿だが、だいぶ雰囲気は違う。妖精主は、元は人間だった。それを思わせるような事件に巻き込まれたことがある。 「こんな姿だった?」 「げっ」 「へえ、男なんだ。知らなかった」 まだ壁ぎわに座り込んでいた二人を冷気が襲う。 「ま、まずい」 アニムが手にしているカードに魔力を込める。暖かい風が二人を包む。 「バルク、体、動くか?」 「ああ、助かったぜ」 バルクが立ち上がり彼女に向かっていった。 「で、魔王に会っている」 銀髪の少年の姿。アインマルト島に住む、少年の姿をした魔王。そしてこの世界の管理人。彼らはこの魔王にも関わってしまった。 「でぃやっ!」 彼女の姿が一瞬二つに裂けた。すぐに戻る。 「ドラゴンの剣でも魔王は斬れない。残念ね」 ドラゴンの魂は物質で、死す時に何かの形をなす。バルクが持つ剣はセルヴェスの魂が変えた姿だった。バルクはセルヴェスに気に入られ、その剣を手にする資格を持っている。 「駄目だな、バルク。小生らに勝ち目がない」 アニムがため息をつく。
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