気まぐれ日記
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母の友人から、とうきびと茄子とトマトもらいました。 やったー! 夏の野菜だぁ! そう、とうきびは買うのでなく、もらうもの。(買ってまで食べない)でも、去年もらえなかったので今年はどうなるかわからなかったということもあり、一度は買って食べたけど。 あ、ちなみにとうきび=とうもろこし。「とうきみ」とも言う。北海道だけ?
前職場で、利用者の身内から善意でいただくことがあったんですが……はっきり言って迷惑でした。(すんません、すんません)だって、もらうたびに、半端でない量のとうきみの皮むき(そして半端でない皮とひげのゴミ)、ゆで、さらには利用者分足りないとかで女子の分を半分にすると怒られ、ああ、トラウマ。 あと、ほっけ。誰がさばくんだ? それとみかん。誰が数えるんだ? ああ、やだ、なんかどんどん思い出してきた。なんでここでストップしときます。
翌日昼前、船は港に着いた。小さい町で漁村ではなさそうだ。明日の朝ここを起つので今日一日は町を見て来てもいいそうだ。船はその間、掃除やら供給を行う。余裕があれば新たな客も入ってくる。とにかく夜までに船に戻ればいい。 「じゃあ、さっそく」 「おう」 イザリアと町へ繰り出し、レストラン又は食堂へ向かう。乗船客は皆同じ思いだ。船旅は肉が恋しくなる。どんな魚好きでも肉が食べたくなるというのが船旅だ。(と、思う) イザリアは鼻がいい。あくまで自称だが、それは俺も認めたい。なんでもうまいものとそうでないものを嗅ぎ分ける。例えうまそうなにおいを発している料理でも「これはダメだ」といい、そうでなさそうでも「これはおいしい」という。その通りだった。(ただし、まだダメというものは食べたことがないので確証ができないが) 「イザリア、任せた」 「任せて」 ああ、これは鳥の焼けるにおい。向こうは牛か? そうしている間に、イザリアが指出したのは、小さな店だった。中はカウンターのみの席。一人の中年の男が営んでいるようだ。 「こんにちは」 「なんか用か?」 「お店、やってますか?」 「ここは夜の店なんだが、あんたら、さっき着いたばかりか? なら肉飢えだろ? 入んな、特別に食わせてやるよ」 「やった。レイム君、入ろ」 「あ、ああ」 半ば無理矢理だが、イザリアの鼻を信じよう。 「ここは何を食べさせてくれるんだ?」 「ああ、ここは串焼きだ」 「串焼きか」 「なんだ? 不満か?」 「いや、酒が呑みたくなるなって」 「まあ、そうだな」 ともかく、串焼きでも細い竹串に刺してあった。肉は多分豚の仲間だろう。かわった感触の肉もあった。 「おやじ、これは?」 「ああ、そりゃレバーだ」 「レバー?」 イザリアが聞いてきた。 「肝臓だ」 「肝臓? 肝臓ってアノ?」 「うまいだろ?」 「うん。ちょっと変わってるけど」 イザリアの鼻は確かである。その他にも内蔵類を分けて焼いてくれた。たくさん食べた気がするが、お代は意外に安かった。 「次、デザートね」 まだ食うのか?
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