気まぐれ日記
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2006年09月14日(木) 会話文形式

 ああ、昨日の続きは会話位しか書いてないよ。なんでだ? もう、書く気が失せてるのか? つーか、これ書かなかったら何を書く? 違うのたってねーぞ、今のとこ。
 小出しにしてやるか。(もうやってる)休み休みやるか。(もうやってる)

 

 再び一週間の船旅。そして、今度の陸地は無人島。それでも設備は整っていて乗客を泊めることが出来るホテルがある。とは言っても、宿に毛が生えたようなところだ。イザリアはウサギを狩ると言い出して俺に罠を作らせた。結局、捕まらなかったが。更に一週間後、ようやくクレンムに着く。
 「ここがクレンム大陸『竜が集う国』なのね」
 クレンムの特に北部はドラゴンたちが多く住まう、らしい。というのも、ドラゴンは滅多に人の前に現れないというのだ。なのでドラゴンは人間嫌いとされている。そういう文献も多いと聞いたことがある。
 「バンデン王国まで行けば、ナントカっていう貴族のことも分かるよな」
 「その前に」
 「何だよ? 肉か?」
 結局、二週間魚料理地獄だったのだ。食べられるだけましなのだが。
 「それもそうだけど、宿探そう。そして、着替えるの」
 「ああ、そうか」
 イザリアがやりたいことがわかった。安めの宿を探して一部屋とる。部屋は同じだが、カーテンで仕切りを作る。彼女もそれに同意した。そんだけ信用されている。さすがに船は狭いので二部屋なのだが。
 「どお? レイム君」
 彼女が選んだ生地、飾り、ボタン、そして俺がデザインしたワンピースだ。淡いブルーは彼女によく似合っていた。
 「思ったより、いい出来だ。うん」
 「もう、自分の自慢?」
 「いやいや、腕が良くなきゃ似合うものは作れない」
 「もう。でも、そうね。すっごく気心地がいい」
 「だろ? 旅にも適した作りをしているからな」
 それでも、飾りボタンは余計だが。まあ、女の子はおしゃれだから、と俺は納得する。それに、まだ腕は落ちていないということも分かってほっとした。


草うららか |MAIL

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