気まぐれ日記
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力もHPも到底人間には及ばない。人間の方が何十倍も大きい。なのに、この生物にどきりとさせられ、奇声を上げずにいられない。
ゲジゲジ(正式名称があるだろうけど知らない)
しばらく家に入ってくることはなかったのに、おとといきやがった。見た目的に全然駄目なんだよ、アレ。 感触すら嫌なんで、布巾を濡らして逃げるヤツに被せて圧死させる。更にナイロン袋に入れそのまま燃やせるゴミ袋に。男手のない女の家の戦いである。(笑)
今週の一言:あのなんか方向性が……。多分、飛一内容がヤバくなってます。(いろんな意味で)そっか、男も触られるの嫌なんだ。つーか、パー子ちゃんっ!
「わかりました。お嬢さんに何かあっても俺は責任は取れませんが、なるべく努力はします」 「なかなか潔いね、レイム君」 「やればできるのよ、レイム君は」 この親子は……。 「出発は明日の朝。それまでに準備して。衣類は最低限に。食料は三日分くらいの非常食を。行き先は……情報集めてこないとな。リースリーズの向かうところ……」 とは言え、リースリーズは神出鬼没。今回も偶然居合わせてしまっただけだ。はて、どうしようか……。 「フォーランズ」 え? 「コレ」 新聞だった。見出しには『リースリーズ、今度は女神の涙を』となっている。記事を拾い読みすると、ファーランズ王国にある王宝『女神の涙』を盗む予定らしい。 「フォーランズ行の船券手に入るかなぁ」 船券は出港の最低二日前に手に入れなければならない。空き室がない限り前日売りはしない。なんだかんだ言って船に乗るやつは多い。ウォンテッダー、商人、観光客と。 「知り合いに船員がいるから聞いてみよう。イザリアはレイム君と買出しに行ってきなさい」 「はーい。じゃ、行くわよ、レイム君」 「え? あ? ちょっと!」 イザリアに引っ張り出されて俺は町に繰り出した。 ジョウロフェンツァの街はその昔、魔法が栄えていた国だったらしい。今はその影も薄い。魔法に頼ることが出来なくなったのでこの国は衰退した、とされている。領土も昔の半分だと。それでも港があるということでいろいろなものがある、と何かのガイドブックに載っていた。 「とりあえず、缶詰類とか。干し肉と乾パン。あとチョコレート。チューブ入りのやつ。滅多に使うことないけれどな」 「うん」 大概のものは雑貨店でそろう。ウォンテッダーが増えている時代のせいか、ウォンテッダー必需品セットなるものが売ってある。店により入っているものにばらつきがあるが、大体は一緒だった。 「どれがいいの?」 「どれを買っても問題ないな。食料は非常食だけでいい。船に乗るから」 航海中は食事つきだ。寝るところにも困らない。その分金は取られるが、乗る人が多いのはそのためだ。 「じゃ、コレ。そして、あとコレも」 イザリアがほかにおやつをいくつか選んで店の親父に渡した。遠足じゃねーぞ。まあ、いいけど。
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