気まぐれ日記
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2006年08月01日(火) |
人により昼休みも取れない会社 |
って、問題じゃないですか? あ、違った。今は夜勤だよ。 いや自分のことじゃないんですが……。他の人をあてに出来ないってなんか哀しいですよね。
店を出て一度イザリアの家に帰ろうとしている時、ガキが一人向かってきた。ものすごい剣幕で俺を見ている。 「イザリア!」 「チェイン」 チェインと呼ばれたガキはイザリアの手を引っつかんで言う。 「お父さんから聞いたぜ。ウォンテッダーになるって、無茶苦茶だよ!」 全くその通りだ。 「そんなの、こいつに任せておけばいいんだ!」 「放してよ! 無茶でも何でも私がそうしたいのよ!」 「なら、医者になるのは諦めるのかよ! 学校には行かないのか!」 「髪飾りを取り返したら通うわ」 「何年かかるか、わからないだろ? ウォンテッダーなんてただの賞金稼ぎじゃないか? 君は医者の前にウォンテッダーで名前を汚すのか?」 「な、な、なんて失礼な! 謝りなさいっ!」 イザリアが顔を真っ赤にした。よほど怒っている。最近、目的を賞金首にしか見出せないウォンテッダーが多く、ウォンテッダーになるのは腕っ節だけがいいバカだけだとか、考えなしばかりだと言われる。だが……。 「おい、坊主。確かに俺は学もない賞金首狙いのウォンテッダーだ。しかしな、今でも自分の目的を失わず、目的を果たしても次の目的を探し見つけるウォンテッダーもいることを忘れるな。イザリアは目的が出来て初めてウォンテッダーになるんだ。ウォンテッダーとしてこれほどの条件はない。友達なら、快く見送ってやってくれ」 「レイム君……」 「世の中には、人の役に立ったウォンテッダーがたくさんいることも忘れないでくれ」
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