気まぐれ日記
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2006年07月24日(月) |
自分で自分のあげ足を取る |
捕食……そうですね、捕食しなきゃ人間生きられな……。すいません、補足です。足です。足。
今週の一言:今週のネタもアレなんですけど、アレな女に手を出してお堀に沈められそうになったということがある、ということにものすごっく萌えました。逆に沈めたっぽい?
今年もまた、恐怖を購入。年一冊発行になったの?
予告時間まで、あとわずか。勲章は私の手の中にある。 レイム君は乗り気じゃなかった。誰もが失敗……ベテランのウォンテッダーすら諦めてしまったというリースリーズという盗族のウォンテッド。でも、うちの家宝をそうやすやすと盗られたくない。だから、もう一晩ここにいて欲しいとレイム君を引きとめて、彼は渋々と承知してくれた。 刻々と時間は近づいている。レイム君は自分の愛用(だと思われる)剣を抱ええて黙っている。私もずっと黙っていた。 ノックの音。 「頑張っているようだね」 「お父さん」 お父さんが気を利かせてお茶を入れてくれた。 「ありがとう」 お盆を受け取ってレイム君にも渡す。 「あまり根を詰めてはダメだよ。それが盗まれても、イザリアが無事ならいいんだ。それと、レイム君、娘のわがままに付き合ってもらってすまない」 「いや、助けてもらったお礼も兼ねてますので」 「そう言ってもらえると、うれしいね」 「お父さん、心配しないで。私、これを必ず守るから」 「はいはい」 お父さんが部屋を出て行く。今、入院患者はいないけれど急患に備えてお父さんは仮眠をとる。 時間が過ぎても、リースリーズは来ない。お茶を飲んで私はレイム君と雑談することにした。眠気防止のために。 「レイム君、どうしてウォンテッダーに?」 「早い話、親に勘当されたんだ。一つの街に留まってもいいかなって思ったけれど、そういう気もなかったから……」 眠い……闇に吸い込まれるようになる。レイム君も眠そうにしていた。必死で私に話しかけている。自分もそうしたい。だけど、引きずり込まれる。ついに、私たちは……。
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