気まぐれ日記
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何を買ったのかは、内緒。 そのうち教えます。
ところで、イオン(じゃないかもしんない)の紙袋に書かれている楽譜を携帯に入れたのですが、曲名がわからない。知っている人、教えてくれ。
「だったら、なおさら」 ジエンが今度はにやっと笑う。 「だてに女戦士をやっていない。対魔族用の武器もある」 「ならば、お手並み拝見させていただきます」 「で、その魔族はどこだ」 「わかりません」 「……はい?」 「魔族に居場所という概念はないようなものですからね。一番遠くにいながら一番近いところにいるようなものです」 「しゃがめ! グオン!」 突如グオンの背後に腕が現れた。長いとがった爪がグオンの首元を狙う。その腕をジエンが切断する。切断された腕は地面に落ちきる前に消えた。 「やれやれ、ずいぶんと勘鋭い人間がいたものだ」 そんな声と同時に男は現れた。 「やあ、グオン。初めまして」 「誰だ」 「ネランという者です」 「なんの用だ?」 「あんたの血をもらいに来たんですよ。何でも不死の効果があるそうで」 「単なる噂だ」 「魔族も噂に惑わされるのか?」 と、ジエン。すると、ネランは顔をしかめて言う。 「私を魔族と一緒にしないでください。これでも、神……神族です」 「神?」 今度はジエンが顔をしかめる。 「悪神だな」 「アクシン……」 「うぬぼれた神をそう呼ぶ」 「じゃあ、魔族とそうそう変わらないんだ」 「そうなのだが……」 彼女はショートソードを構えてネランへ向かっていった。やすやすと胸に刺さるが、何も聞かない。 「神は神だ。魔族じゃない」 ネランが彼女の腹部をそっと押す。それだけで彼女は吹き飛ばされグオンを通り越して後ろの壁に全身をぶつけた。 「なん……!」 「ジエン嬢、大丈夫ですか?」 グオンが駆け寄り彼女の身を起こす。大したケガはしていない様で壁にぶつけた痛みでうめいていた。 「やれやれ、できれば神族とは関わりたくなかったのだが、こうなっては黙っていられないですからね」 ジエンが握っていたショートソードを手に取った。 「すいません。お借りします」
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