気まぐれ日記
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今日は地元の公園行ってきました。有名な城跡ではないほうの。GWになると桜まつりで露店がでるんですよ。無駄に高い鯛焼きと無駄に高いフランクフルト買って食いました。 桜まつりとはいっても、例年より遅れているため、まだほとんどの木が咲いてなかったんですけれどね。
理由を聞いたヘネシーは、にやにやと笑った。しかし、目は真面目にグオンにむけて言う。 「お前に血が通っているとは思えないが……。で、グオン。これに情けをかけるのか? 一国の王子を襲おうとした者を」 「こんな美しい方に私は手出しできません」 ヘネシー、呆れながらイーリスを見る。彼もしばらく首をかしげていた。やがて、思いついたように口を開く。 「ねえ、誰が言っていたの?」 「?」 「私の血に不死の効果があるということです」 グオンが付け足す。 「ああ、酒場で持ちきりだった」 イーリスが思うところ、グオンの不死は城の者とごく一部にしか知らない。 「どこの?」 「……あっちこっちで聞いたよ。でも、信じない人も多かった。私は信じてここに来た」 「グオン、気になる?」 城の者はもちろん、ごく一部の者たちもグオンの不死を言い触らすような者はいない。ましてや、その血に不死の効果があるなどと。 「気にならないと言えば、嘘だ」 「じゃあ、行っていいよ」 と、イーリス。決して冷たい言葉ではない。 「イーリスなら私がいる」 と、ヘネシー。こちらはかなり冷たい。 イーリスが言いたいのは、誰が言い触らしているのか突き止めて解決してきて良い、ということだ。 「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうか」 グオンにしては、素直な言葉だとイーリスは思った。
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