気まぐれ日記
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2006年04月14日(金) ほんと、どうする? アイフル

 夕方のニュースで見て知ったんですが、地元のアイフルが違法な取立てで業務停止処分を受けた。
 CMのように甘くはないですね、アイフル。
 つーか、今の世の中怖くてお金なんか借りれないよ。借りるんであれば身内がいいんじゃないか?(身内にもよるけど)
 そんな私の母は、昔金貸屋の事務員でした。(娘の私にも謎多き母だな。デパガだったり料亭だったり……)



 翌朝、彼は異様な空気を感じた。まず始めに、自分のほとんどの魔力を奪われていた。
 「? スピネじゃないよな?」
 契約した妖精は契約者の魔力のみを吸って生きる。だが、有り余る彼の魔力を多量に吸うことはない。
 「クレイス、入るぞ」
 コクヨウだった。言うなりドアを開ける。入ってきた彼は少しやつれていた。いかにも、疲れたというような顔。珍しいこともあるものだと、彼は思う。
 「なんだよ? 朝っぱらから?」
 「巫女が、逃げた」
 「はあ?」
 不可能だ。
 「そんな、バカな」
 「馬鹿げているだろう? 我々は完璧だと思っていたのだがな。なのに、巫女は塔から出たのだ」
 急に自由を得た鳥は飛ぶことすらままならないだろうに。
 「周辺を探したが、まだ見つかっていない。クレイス、一緒に探せ」
 「わかったよ。だけどな……」
 「魔法は使えないのだろ? 巫女が奪って行ったんだからな」
 「そうか、姉さんが。じゃあ……」
 「そうだ、四人とも私の術から逃れられるくらい、魔力を失った」
 相手に魔力がなければ操ることは出来ない。コクヨウの呪縛にはそういった欠点もある。
 「やれやれ、姉さん。とんでもねぇことを……。おい、コクヨウ。仮に姉さんが見つかったらどういう処分を下す?」
 「処分などしない。また塔で先を見てもらうだけだ」
 それが嫌だから逃げ出したんだろうに……。彼は思う。でも、姉を一人行方不明にしておくわけにはいかなかった。
 「探すよ、姉さんを。当たり前だろう」
 あの夢は、姉さんの仕業だ。彼女は、予言したものを見せたのだ。   


草うららか |MAIL

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