気まぐれ日記
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就職するための難関、面接。それに行って来ました。……まずはなんとなく答えたけど、けど。うーん。 今日、変な夢を見て占ってみたら、運が良い方に向かっているらしい。 それを信じれば、いいんじゃないか?(占いは占いだしな) まあ、落ちたとしても気長にやりますが。
ヴィニーは大通りに出た。男が追いかけてくる様子はない。ほっとして、次の安い宿を探す。 「もし」 そんな時、呼びかけられる声。若い女性だった。すっぽりとマントで身体を覆っている。 「な、何?」 「あなた方、旅の方ですね?」 「そう、だけど」 「では、少し私と付き合っていただきたいのですが?」 ヴィニーは三人を見る。三人は状況が飲み込めずにきょとんとしていた。 「どうする?」 ヴィニーが尋ねる。セルヴェスは「いいじゃないのか」、ロイタスは「女性に優しくするのが人間ですよね?」と、ルヴィアは「面倒だ」と言う。 「あなた方に、旅の話をして欲しいのです」 女性はちょっとイラついたのか、具体的なことを言い出す。 「な、なんだ。そんなことか」 「お願いできるかしら」 「それは、構わないよ……って、ダメじゃん!」 旅の話をする以上、セルヴェスたちのことを話さなければならない。秘密 にしているわけではないが、混乱を避けるにもそれが必要だった。 「どうして!」 彼女が再び苛立ち、叫んだ。 「僕たち、いろいろ事情があって……」 「ひどい!」 「ひどいって言われても……」 「どうして、ダメなの?」 そんな時だった。 「姫様!」 そんな叫び声が聞こえた後、四人は領主兵に囲まれた。
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