気まぐれ日記
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2006年03月10日(金) FFをクリア

 えーと、いつだったか? FF(いち)をPSでやっているということを書きました。昨夜、クリアしました。頭痛は? という質問は却下です。クリア目の前でへこたれるなんざ、冒険者として失格です。意外にたやすくラスボスは倒すことは出来ました。心残りなのは、白魔にダテレポを覚えさせられなかったことです。何さ、ダテレポって!
 ともかく、これで処分できます。(もう一回やる元気なし)



 (昨日の続き)

 
 「グオン?」
 呼ばれて、はっと顔を上げた。幼い王女が見つめている。
 「どうかしましたか?」
 「どうかしているのは、あなたのほうよ」
 王女は、何度か呼んでいるのに返事をしなかったと伝えた。
 「これは、失礼しました」
 「何を考えていたの?」
 「いえ、思い出していたんです」
 「何を?」
 「ずっと、昔。この国に来た頃のことです」
 「いつか、聞かせて」
 王女は賢い子だった。私が話そうとしないのを察した。そして、話したいときは、いつでも聞く気でいる。
 何が、遠い血縁だ? この鋭さに何度どきりとさせられた?
 まさしく、奴の血を引いている。
 「ええ、その時、王女が私のことが知りたかったら」
 「うん。ねえ、グオン。この本を読んで欲しいの」
 「はい。では、こちらに」
 よく、奴にも本を読んでやった。
 「グオンは、淡々としているけれど、突っかからず読んでくれるから好きよ」
 「そうですか」
 べグゼッドも、奴も、そう言っていた。


草うららか |MAIL

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