気まぐれ日記
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いや、吹雪いていたから。 今日で四日目です。連絡来ないのであきらめます。(履歴書送った会社) 電話もはがきの一枚来ない。まずいならまずいで、何かよこせっつーの! 採用できなきゃその旨伝えろや。と、言うわけで次の就職先を考え、ネットで調べてます。だって、今日吹雪いてるから……。(堕落)
この町は、夜になると魔がうろつく。正体は不明。その魔に会った者は皆、眠りに落ちてしまうという。 「もう、半年ほど前からこうなのです」 町長はため息をついた。 「現在、ウォンテッダーの方々に魔の退治を依頼しているのですが、皆眠りに落ちて、その後餓死しております」 「……」 「医者に見せても栄養剤を打つという程度のことしか出来ず、そしてそれも限界があるようで……」 悪魔であるオーフには餓死も栄養剤も必要ない。しかし、このままにしておくにはいかない。 「もし、腕に覚えがあるようでしたら私の依頼を受けていただけませんか? もちろん、魔の退治です」 「少し、考えさせていただけませんか? 私たち……いえ、私にはその魔を退治するすべもありませんし、まだ私は半人前なのです」 「僕も、見てのように聖職者の端くれです。首にされましたが……」 ゼデューについて、フレクアは何も言わなかった。本当は喉元に出掛かっていたが。 「だけど、オーフは引き取ります。それまで少しここで預かっていただけますか?」 「それは、構いませんわ」 「ありがとうございます」 礼を言って二人は役所を出る。 「どうしよう」 フレクアは公園のベンチに腰をかけていた。もちろん、オーフを目覚めさせるにはどうしたよいか、と考えている。 「フレクアさん……。町長さんの依頼、受けましょう」 「はい? でも……」 相手は、正体のわからない魔。おそらくは魔族である。そして、かなうはずがないと、思われる。 「まずは、相手がどんな魔なのかわかりません。だからと言ってオーフさんをあのままにしておくにはいきません」 「それは、わかっていますわ」 「それじゃ、まず、情報収集ですね」 と言ってゼデューは立ち上がる。きょろきょろと周りを見渡していた。 「フレクアさん、食堂はどっちでしたっけ?」 「宿の二件隣でしょ? さっき役所に行くとき確認したじゃない」 「そーでしたっけ?」 ゼデューはいろいろ不安だと彼女は思う。
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