気まぐれ日記
DiaryINDEXpastwill


2006年02月09日(木) 一日家にいた

 いや、吹雪いていたから。
 今日で四日目です。連絡来ないのであきらめます。(履歴書送った会社)
 電話もはがきの一枚来ない。まずいならまずいで、何かよこせっつーの! 採用できなきゃその旨伝えろや。と、言うわけで次の就職先を考え、ネットで調べてます。だって、今日吹雪いてるから……。(堕落)



 この町は、夜になると魔がうろつく。正体は不明。その魔に会った者は皆、眠りに落ちてしまうという。
 「もう、半年ほど前からこうなのです」
 町長はため息をついた。
 「現在、ウォンテッダーの方々に魔の退治を依頼しているのですが、皆眠りに落ちて、その後餓死しております」
 「……」
 「医者に見せても栄養剤を打つという程度のことしか出来ず、そしてそれも限界があるようで……」
 悪魔であるオーフには餓死も栄養剤も必要ない。しかし、このままにしておくにはいかない。
 「もし、腕に覚えがあるようでしたら私の依頼を受けていただけませんか? もちろん、魔の退治です」
 「少し、考えさせていただけませんか? 私たち……いえ、私にはその魔を退治するすべもありませんし、まだ私は半人前なのです」
 「僕も、見てのように聖職者の端くれです。首にされましたが……」
 ゼデューについて、フレクアは何も言わなかった。本当は喉元に出掛かっていたが。
 「だけど、オーフは引き取ります。それまで少しここで預かっていただけますか?」
 「それは、構いませんわ」
 「ありがとうございます」
 礼を言って二人は役所を出る。
 「どうしよう」
 フレクアは公園のベンチに腰をかけていた。もちろん、オーフを目覚めさせるにはどうしたよいか、と考えている。
 「フレクアさん……。町長さんの依頼、受けましょう」
 「はい? でも……」
 相手は、正体のわからない魔。おそらくは魔族である。そして、かなうはずがないと、思われる。
 「まずは、相手がどんな魔なのかわかりません。だからと言ってオーフさんをあのままにしておくにはいきません」
 「それは、わかっていますわ」
 「それじゃ、まず、情報収集ですね」
 と言ってゼデューは立ち上がる。きょろきょろと周りを見渡していた。
 「フレクアさん、食堂はどっちでしたっけ?」
 「宿の二件隣でしょ? さっき役所に行くとき確認したじゃない」
 「そーでしたっけ?」
 ゼデューはいろいろ不安だと彼女は思う。 


草うららか |MAIL

My追加