気まぐれ日記
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2006年02月01日(水) 最終回

 そんなわけで、今日でおしまい。(とても読み返す気になれない。面白く無さ過ぎて……)やっぱりというか、やたらだらだらと書いていたせいだろうか? もうちょっと、ビシッと書くべきだったんだろうな……。毎回反省しているのにもかかわらず、なんか? だね。
 基本的に、また、自作キャラのショートショートの方が気が楽なのかも。


 それからブロードは樹理たちと別れて、また山の森の中の洞穴に戻った。今度はどのくらい眠っていられるだろうか、と思いながら、そこに寝そべる。もうオフィーリスの妹たちは生まれてこない、よってもう彼女やその娘に起こされることはない、そう思って彼は瞳を閉じた。

 「おい」
 聞いたことある声だった。と、いうか樹理の声だった。目を閉じて五分と経っていない。
 「何? ジュリちゃん?」
 「仕事だ」
 「なんで?」
 「ナルティカが今までどれくらい魔族を生んでいるのか、わかるか? ほとんど毎日、だ。そういうわけでまだまだたくさんいるんだ」
 「……俺よりも優秀な魔族はいっぱいいるだろ?」
 「私が気に入った魔族がいたら交代させる」
 「はい?」
 「だから、今は一緒に来い」
 樹理はブロードの腕を引く。
 「それと、ナルティカに呪いを施したヤツも出てきた。やっかいだぞ」
 「なんで、そんな厄介なヤツとやりあわなきゃならないんだ」
 「それだけ、母様はお前を買っているということだ」
 二人はそこから消える。樹理の移動術が発動したのだ。
 「どこだ、ここ?」
 「港だ」
 どこかの港町だった。船がある。
 「どうするの?」
 「のんびりと、船旅をする。そして、魔族が来るのを待つ」
 「……つまんねー」
 「いいんだ。私が決めた」
 樹理は何も言わず、ブロードを引っ張った。

 二人の旅は急ぎ足だった。しかし、今度は二人仲良く(?)のんびりとした旅が始まろうとしている。そのかわり、長い長い旅になりそうだ。

                          おわり


草うららか |MAIL

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