気まぐれ日記
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そんなわけで、今日でおしまい。(とても読み返す気になれない。面白く無さ過ぎて……)やっぱりというか、やたらだらだらと書いていたせいだろうか? もうちょっと、ビシッと書くべきだったんだろうな……。毎回反省しているのにもかかわらず、なんか? だね。 基本的に、また、自作キャラのショートショートの方が気が楽なのかも。
それからブロードは樹理たちと別れて、また山の森の中の洞穴に戻った。今度はどのくらい眠っていられるだろうか、と思いながら、そこに寝そべる。もうオフィーリスの妹たちは生まれてこない、よってもう彼女やその娘に起こされることはない、そう思って彼は瞳を閉じた。
「おい」 聞いたことある声だった。と、いうか樹理の声だった。目を閉じて五分と経っていない。 「何? ジュリちゃん?」 「仕事だ」 「なんで?」 「ナルティカが今までどれくらい魔族を生んでいるのか、わかるか? ほとんど毎日、だ。そういうわけでまだまだたくさんいるんだ」 「……俺よりも優秀な魔族はいっぱいいるだろ?」 「私が気に入った魔族がいたら交代させる」 「はい?」 「だから、今は一緒に来い」 樹理はブロードの腕を引く。 「それと、ナルティカに呪いを施したヤツも出てきた。やっかいだぞ」 「なんで、そんな厄介なヤツとやりあわなきゃならないんだ」 「それだけ、母様はお前を買っているということだ」 二人はそこから消える。樹理の移動術が発動したのだ。 「どこだ、ここ?」 「港だ」 どこかの港町だった。船がある。 「どうするの?」 「のんびりと、船旅をする。そして、魔族が来るのを待つ」 「……つまんねー」 「いいんだ。私が決めた」 樹理は何も言わず、ブロードを引っ張った。
二人の旅は急ぎ足だった。しかし、今度は二人仲良く(?)のんびりとした旅が始まろうとしている。そのかわり、長い長い旅になりそうだ。
おわり
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