気まぐれ日記
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2006年01月31日(火) 今朝起きても

 頭痛だった……。マジでやべって思って朝に頭痛薬飲んだ。

 治った。

 いわゆる、薬だと思って飲んだら片栗粉でも治っちゃうアレだ。
 今週の一言(また、一日遅れ):雪像は……って、そんなことよりも、一抹の不安を感じずにいられない。(笑)


 ブロードはその一枚を残し、残り四枚の白紙メモを破り捨てた。
 「そこにゴミ捨てないでくれない」
 と、妖精主。
 「あ、悪り、片付けといて」
 妖精主が膨れているが、ブロードは無視した。そして、エノマの元に向かうように、樹理に言った。

 エノマは誰にも邪魔されないような自分の空間でくつろいでいた。目的は自分の回復。失いかけたものを養うためだ。しかし、それもあっけなく終わる。
 「きゃあ!」
 「お邪魔するぜ」
 今の樹理はリースリーズの能力があるため、どこにでも現れることが出来る。
 「エノマのお姉さん、ここで俺たちに消されるか、それともこのリストから辞退してもらうか、どっちか選んでくれない?」
 ブロードたちがいくら破こうとしても千切れなかったメモ。それを本人が破るとどうなるのだろう。
 「で、でも、そんなことできるの?」
 「ああ、たぶん出来るさ。これを姉さんの手で破り捨てるだけだよ」
 自分自身か降参したら、このメモの効力は消えるだろう、とブロードは踏んでいる。
 「たぶん、な」
 樹理が不安げな声で言う。
 「でも、エノマ。試してみてくれ。私は今はもう疲れた」
 「わかった。私も消されたくない。それに……。とにかく、試してみる」
 メモを受け取り、それを破る。二枚になり、四枚になり、八枚になり、そして、ちりじりになる。何事もおきなかった。
 「……」
 「……」
 「終わった」
 ブロードの顔から緊張が無くなった。エノマの顔に笑みがこぼれる。
 「やった!」
 ブロードが思わず声に出した。


草うららか |MAIL

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