気まぐれ日記
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父の車を変えることにした。と、いっても私が乗っているのが、父の車。で、父は父で仕事の関係上(よーするに付き合い)車を変えるということで……。車、治さなくて良かった。(笑)傷だらけなんだよ。 で、またもや世界のトヨタのコンパクトカーなんです。
「親子水入らずで」 ブロードはそう言って部屋を出た。冷たい空気が気持ちいい。魔族に寒さは苦ではないが感じることはできる。 「あなた、グオンの知り合い?」 少女が尋ねてきた。赤毛を左右で束ねている。寝巻きの上にショールをしていた。 「ああ、そうだけど」 「じゃあ、魔族?」 「うん、まあ。お嬢ちゃんは王女だね?」 「ええ、私はパリスよ」 「俺はイーリスが子供だったときにあったことがあるんだ」 「お爺様ともお知り合いなのね」 「向こうは忘れているかもしれねーけど。で、王女さまはこんな夜中にどちらへ」 「本をとりに行くの。グオンには内緒よ。早く寝なさいってうるさいんだもん」 ドアが開いた。 「やば」 「パリス王女……、もうお休みの時間はとっくに過ぎてますよ」 「……お休みなさい、グオン」 「お休みなさい、王女」 パリスはすたこらともと来た廊下を戻っていった。
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