気まぐれ日記
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2006年01月17日(火) トヨタのあれ

 父の車を変えることにした。と、いっても私が乗っているのが、父の車。で、父は父で仕事の関係上(よーするに付き合い)車を変えるということで……。車、治さなくて良かった。(笑)傷だらけなんだよ。
 で、またもや世界のトヨタのコンパクトカーなんです。


 「親子水入らずで」
 ブロードはそう言って部屋を出た。冷たい空気が気持ちいい。魔族に寒さは苦ではないが感じることはできる。
 「あなた、グオンの知り合い?」
 少女が尋ねてきた。赤毛を左右で束ねている。寝巻きの上にショールをしていた。
 「ああ、そうだけど」
 「じゃあ、魔族?」
 「うん、まあ。お嬢ちゃんは王女だね?」
 「ええ、私はパリスよ」
 「俺はイーリスが子供だったときにあったことがあるんだ」
 「お爺様ともお知り合いなのね」
 「向こうは忘れているかもしれねーけど。で、王女さまはこんな夜中にどちらへ」
 「本をとりに行くの。グオンには内緒よ。早く寝なさいってうるさいんだもん」
 ドアが開いた。
 「やば」
 「パリス王女……、もうお休みの時間はとっくに過ぎてますよ」
 「……お休みなさい、グオン」
 「お休みなさい、王女」
 パリスはすたこらともと来た廊下を戻っていった。


草うららか |MAIL

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