気まぐれ日記
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テストは、めちゃくちゃだった……。やっぱ難しいところは難しいよ。
一週間ということでやっていたはずの、ロセウ・スタウト編。一週間どころじゃんなかったね。三週間? その間にコーリーとドラゴンたちの抗争のことをすっかり忘れちゃったよ。 つーか、考えてなかったよ。もう、ブロードの話に戻るよ。いい?(勝手に書け)
「エノマはともかく、残るはリースリーズか」 「……ジュリちゃん!」 空白だったメモの一枚に何か描かれている。似顔絵とメモ書き。『アイナスター』という名の魔族。メモは『負の存在』と書かれている。 「増えたか」 樹理はさらりと言う。しかし、現れたのがアイナスターと知って驚いた。と、言うより怯えていた。 「アイナスターだと!」 「ジュリちゃん、知ってるの?」 「ヤツは……負の存在とされている。我々のやること全てを否定する者」 「? よくわかんねーな」 「とにかく、リースリーズよりも厄介なヤツ、だ」 「……ジュリちゃん。一度、オフィーリス姉さんに相談しよう。俺たちには情報が少なすぎる。どうすればいいのかだけでも聞かないと……」 「駄目だ」 「どうして?」 「これは、母様にもどうにものならないことを知ってるからだ」 「……」 ブロードはあることを確信し始める。これはただの魔族狩りではない。 「でも、一度オフィーリス姉さんの所へ戻る。聞きたいこともあるし」 「ブロード、本当にいいのか?」 樹理が急に念を押すことを聞く。 「やっぱり、ジュリちゃん知ってるんだ。俺たちがしていることについて」 ジュリの表情が苦々しい。
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