気まぐれ日記
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2005年12月20日(火) |
私は一体何が書きたいんだ? |
ってなわけで、始まりました。一週間のみの田中学院。そして、新キャラの森下利之。もちろんフィクションなわけでして、同姓同名なかたがいたらすいません。 一週間だけなんだけど、どうなるんだろう?
「会長! あの岡崎さんに何をしたんですか?」 「い、いや、何も……彼は勘違いしているようだね」 心配そうにしているのは、高等部二年生徒会書記の安保由実。 「でも、あれは明らかに確信持っていたぜ」 と、同じく高等部二年生徒会副会長林弘太郎。 実は、この生徒会長こそ、『岡崎秀介を愛する会』のメンバーで、隠れていろいろストーカー行為をしている。もちろん、この二人は知らない。 「会長、田学では岡崎家と東家と中野家に関わってはいけませんのよ」 由実は真面目な顔で言う。田学ではまことしやかにされている噂だった。 「彼らに関わるとろくなことがないってね。会長、知らないうちに関わっていたりして」 「私、岡崎さんと違うクラスで良かったって思ってるくらいなのですよ」 「そうそう」 しかし、森下は聞いてはない。
秀介が沈むと、岡崎家は微妙な空気に包まれる。特に佐藤学園の件に関しては、天敵(?)中野春季と女子中学生東可奈に助けられた時は、一週間ほど寝込んでいた。そして、いつも岡崎家に不穏な空気が流れる。 祖父の下駄の鼻緒が切れ、父の茶碗が割れ、優介の会社と契約していた会社が倒産、良介はいつも当たるテストの山勘が外れるなど。不思議と母には起こらない。ともかく、秀介が落ち込むと岡崎家全体が不幸になる。 だから、良介は心配していた。この浮かれ気分になるクリスマス、正月。秀介の身の回りに必ず何か起こる。中野春季の場合はまだいい。相手は丈夫なので秀介も手加減なしでやれる。だけど、あのストーカー及び何しでかすか分からない団体、佐藤学園の理事長息子。可奈は、まあ大丈夫だろう。ともかく、秀介を落ち込ませないようにしないと……。 『それって、結局自分のためじゃねーか』 魔にそう言われる。 「日本には便利な言葉があるんだよ。情けは人のためならずってね」
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