気まぐれ日記
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2005年12月19日(月) |
モンブラン(セットキットのもの)を食す |
説明書に、洋酒小さじ2と書いてあった。正直に入れた。効きすぎた。
今週の一言:DVDに小説に……。江戸の一部のお子様は謙虚過ぎるのに、何、この贅沢は!(笑)
で、今日から一週間、なんか別なことやるんでよろしく。世はクリスマスなんで、やっぱクリスマスネタがよいでしょう。 てなわけで、田中学院。
去年のことは水に流す。だって、田学は基本的に年取らないから。(サザエさん)
『禁止令:以下の部活動を一時禁ずる。 オカルト部 生徒会執行部』 「部長、活動停止くらいました」 と、貴乃。 「当然ですね。去年、サタンを呼んでしまったのですから」 と、落ち着いた調子で可奈。 「呼んだのは、貴乃ちゃんと可奈ちゃんと双子姉妹と綾名と玲子先輩でしょ。オカルト部があったわけじゃないのに……」 「ま、ま、部長。今年は大人しくしてましょう」 「いつも大人しいでしょ、ウチは。どうせなら、サンタでも呼べばいいのに」 「部長、サンタならウチにいますけれど」 「可奈ちゃんのおじいちゃん、元気?」 「いつ死ぬか、わからないくらい元気です」 「まあ、どうせクリスマスは用事があるんでしょ、君たちは。生徒会を相手にするのも面倒だし、年末年始は活動は休止。しばらく遊んでいていいよ」 「部長、私、その言葉が聞きたかったです」 「私も……」 言うが早いがで、二人は部室を出て行った。 「さてと」 『どこへ行く?』 彼に憑く『魔』は、とある交霊会の時に憑いたものである。とにかく、魔として原始的で『結局自分がいちばんかわいい』と思う魔で全世界の人間が身を犠牲にして他人に尽くさなければ消えることがない、とされている。そんな魔のくせにわけあって良介に憑いている。時折話しかけるが、特に何をしてくれるわけでもなく、暇なときは良介から話しかけることもある。 「ああ、ちょっと、執行部に」 『文句言ってくるのか?』 「うん。まあ」 岡崎良介。田学高等部二年。部員三名のオカルト部部長で田学一の変人とされる。そんな彼がにこやかに執行部に向かう姿は誰もが避けて通った。 「来たか、岡崎」 高等部生徒会長、高等部三年森下利之。彼は目立たない生徒会長である。 「ちょっとお話が」 「あの件なら取り下げんぞ」 「いや、この際部活動停止はどうでもですけど……それを機会にちょっと言っておこうと思いまして」 「なんだ?」 「俺の兄貴……岡崎秀介のことなんですけど、どうやら会長が絡んでいるという噂を部員から聞きましてね」 「それが?」 「兄貴が迷惑……いや、家族全体が迷惑するんですよ。どうか止めてもらえないかなって思いまして」 「さあ、僕には何のことかさっぱり」 「そうですか、それは失礼しました。では、今度何かあったら適当に痛めつけてもいいんですね。はい、わかりました。では」 そう言い、良介は生徒会長室を出た。
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