気まぐれ日記
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今朝は見事につるんつるん。交通もままならない中、母に送ってもらった。でも、こっえー……。滑って反対車線にはいっちゃったりとかして。そんな道路でも、赤で突っ込んでくる車とかいて、余計交通の便が悪くなる。急いでいるのは分かるけど、路面状況からしてわかるじゃないか。ともかく、この時期は雪道感覚に戻るまでの期間なので事故が多い。気をつけよう(自分が) 今週の一言:ヴァ、ヴァルキリー!! しかもシルメリア!(ちっがーう!)……もう、奴らは真面目に仕事する気ないんですか?(気持ちは分からないでもないけど)
森に沿って歩いてしばらくすると、明かりが見えた。イレグディント国の軍隊だと彼は思った。 「どうする?」 「やつら、人の話を聞かないことで有名だから。避ける」 実際はそんなに野蛮な国ではない。彼も半分は冗談で言っている。ただ、ジョウロフェンツァ側から見たイレグディントはいつの時代もそう思われてきたのだった。 ブロードは樹理の手を引いて森に入った。入ったといっても一歩足を踏み入れただけである。しかし、視界は一変した。 「妖精主の森は魔の森。俺たちは招かれざる客だからな」 「ほう」 樹理はその不思議な光景を眺めていた。 「どちらの方?」 声がした。涼しげでどこか優しげな声。 「あなたたちは? 見れば、人間ではないようですね」 青い透き通った女性が目の前にいる。 「なるほど、あれが妖精主か?」 納得したように樹理がうなずく。 「妖精主がそう簡単に出てきていいのか?」 と、ブロード。 「あなたみたいな方は初めて。どうか、私を使ってください」 「悪いけど、俺たちはこの時代のものじゃないんだ」 妖精主が近づこうしてブロードが身を引く。妖精主がきょとんとしている。そして、すうっと笑った。 「私はまだ妖精主ではないわ。私を妖精主と呼ぶということは、あなたは妖精主の私に会っているのですね」 「なんだって……」 「さて、あなた方、魔族の方ね。どうして時を越えていらっしゃったの?」
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