気まぐれ日記
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訓練所でキーボード練習のためにショートカットでいけるインターネットゲーム(回転寿司が流れている間に言葉を打ち込むゲーム)がある。 かなり、難易度が高いので達成するには難しい。それだけの話なんだけね。
今日の想像:秋の森、何処もだけが多量発生! 落ち葉の間にぎっしり生える何処もだけ……。
すいません。変なんです、脳が。
それからは、コーリーを探すために海を右往左往した。そして、ついにコーリーがいるとされる場所についた。半獣人である彼は普段は人間と変わらない姿をしていた。だから人間に混じって宿で食事をしていた。気づけば、日は落ちて夜だった。彼らは午前中からずうっと海を駆けずる回っていたことになる。 「やっと見つけた」 しかし、これでフィッシュドラゴンのツテがなければ何十日も捜し歩くハメになっていただろう。アニムは内心はほっとしている。 「えーと……ああっ! 先輩!」 獣人コーリーは驚いて声を上げた。 「思い出してくれてありがたい。頼みがあるのだが」 アニムはコーリーにドラゴンたちの争いを伝えた。 「わかりました。多分、この剣は行きたがらないと思うけど、僕が連れて行きます。今からですか?」 「いや、お主を探してさすがにあのドラゴンも疲れておる。明日の朝出発で良い」 「わかりました。ところで、お連れの方は魔族ですか?」 「ああ、そうだが?」 「よく、無事ですね」 「あやつらは別物だ。小生は信じられる」 遠巻きでブロードと樹理は食事を取りながら見ていた。そのうち、アニムとコーリーがこちらに近寄ってくる。 「今晩は。僕がコーリーです」 「お前がコーリーか?」 と、樹理。興味なさげに言う。 「獣人ってもっとごついのかって思ったけど……あんた、なんの獣人なんだ?」 ブロードは出会って名乗らずに聞いた。 「え、ああ。僕は熊です」 「へえ、酒は?」 「はい?」 「酒は飲めるかって聞いたんだ」 「はい、蜂蜜酒が好きです」 それからコーリーはブロードに付き合って蜂蜜酒を二杯ほど飲んで、部屋に戻った。 その戻る途中の廊下でアニムと会う。 「すまんのう」 ブロードたちの非礼を謝る。しかし、コーリーはけろりとしている。 「あんな魔族がいるんですね」 「だからあやつらは世間一般の魔族とは違うのだ」 「名乗らなかったのは彼らに関わるのを避けられるためですね」 「うむ。小生のようにならんためにも……。魔族に付き合えば魔族が寄るのだ」 「それは、獣人たちのルールですから。魔族に付き合うには覚悟が必要でって」 そして、避けたければ関わるな。ウォンテッダーたちは自ら関わろうとする、本当に命知らずな者ばかりだった。
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