気まぐれ日記
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だいたい夜にこの日記を書いているのだけど、今は風呂上り。まだ体あったまってますが、これが過ぎると寒気が……。今はまだいいのだけど冬本番はストーブついていても寒い。 風邪引くと辛いからなぁ、気をつけないと。
「それじゃ、僕はこれで。お休みなさい」 「お休み」 アニムはコーリーを見送り、そのまま食堂に向かった。ブロードと樹理はまだ席にいた。 「よう、アニム。アイツ、礼儀正しいヤツだな」 「そう思うか?」 「よくできた獣人だ。お前とは大違いだな、ブロード」 と、樹理。 「樹理ちゃんって、そうゆうとこ可愛くねーな」 「本当のことを言ったまでだ」 「……」 ブロードは黙ってグラスの中の残りを飲んでしまい、アニムに聞いた。 「これで、魔王のとこにいけるな」 「うん。コーリーには説明しておいた。あのドラゴンからも説明するだろう。小生たちが着いて行ってはかえって騒ぎになる」 「とんだ寄り道だったな」 「仕方ないことだ。小生が関わってしまったのだ」 「でも、ドラゴンの背に乗って走るのは愉快だった」 と、樹理は一人満足だった。 真夜中、三人は魔王のもとへ向かう。 「いいのか? アニム。別に朝になってからでもいいんだぜ」 「夜更かし徹夜は慣れておる。構わん」 「わかった。じゃあ、いくぞ」 樹理の言葉が終わるや否や、アインマルト島の地を踏んでいた。
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