気まぐれ日記
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二十周年だったんだ……。 アニメも長いよね。 三十歳な乱太郎がなんかぺさんに見えるのは私だけだろうか? いつものことながら、最近はよく考えながら読まないとついていけない。
「言っとくが、セルヴェスは人間と旅をしたドラゴンだぞ」 アニムが言った。しかし、フィッシュドラゴンは続ける。 「それでもいいんです。彼ならいさめられる気がします」 「わかった。ただ、今セルヴェスの剣を持っておるのは獣人の若者だ」 「獣人ですって? なんとまあ、なぜ?」 「それは、セルヴェスが認めたからだ。それに小生が持っておるよりずうっと良い。あやつもわがままだ。バルクの子供や孫について行こうとせんかった」 だからバルクは剣をアニムに預けた。こいつが気に入った奴に渡してくれ、と託された。それが、獣人だった。 「なんという獣人ですか?」 「コーリー……獣人とは言ったが、半人半獣だ」 「ハーフの獣人ですね」 「そうだ」 「わかりました。行きましょう」 フィッシュドラゴンは勢いよく泳いだす。それは、それまでの船旅のようにゆったりとでなく、風を切るように速い。速さで振り落とされないように三人は首にしがみついていた。 「おい、わかったって、なんだ!」 ブロードが大声を上げる。でないと、聞こえないようだった。 「幸い私は獣人との知り合いが多いのです。コーリーなら、ツテがありますから、見つけるのには苦労しないでしょう」 ドラゴンはますますスピードを上げた。樹理は首にしがみつきながらも満足そうな顔をしていた。
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