気まぐれ日記
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友人からメールが届いた。で、家で飼っているリスの写真送ってくれた。うーん、ぷりちー! 動物は癒させるー。
アニムとブロードは食堂に戻った。支給人にデザートを頼む。 先ほど座っていた席は他の乗客が座っていた。こちらは二人となったので、二人掛けの席に案内された。 「大変だのう、ブロード」 「うん? ああ。ほんと、樹理ちゃんは難しいよ。でもな、オフィーリス姉さんの子だし、俺は女の子大好きだから」 「相変わらずだのう」 出されたデザートはオレンジだった。船上では日持ちするものばかり出てくるので、船旅をする人々にとっては常識だった。 「まあね。アニムは今一人なのか?」 「うん。ロセウはスタウト……バルクの孫の一人だが、そやつと一緒に行動しておる」 「へー」 「スタウトは任せても安心できる……というか、あやつらは恐るべきウォンテッダーとして名を馳せ始めておるのだ」 アニムがうれしそうに言う。ロセウもスタウトもウォンテッダーの教えを仕込んだのはアニムである。ロセウは融合した魔族の影響で強力な魔力を持ち、スタウトは代々受け継がれた剣術に長けている。そんな二人が最強でないはずがない。 「お前、そんな危険人物を世に送り出してるのか?」 「まあ、悪いことはせんと思うからのう」 「じゃあ、なんだよ、その恐るべきってのは?」 「さあてのう? 巷ではそう呼ばれておるだけだから」 「責任重大だぜ」 「小生の責任ではない。もう、一人前のウォンテッダーなら自分らの責任だ」 「そのうち出会ったら聞いてみるよ。誰の影響を受けたんだって」 もちろん、アニムの影響がないはずがない。
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