気まぐれ日記
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今日はほとんどの映画が千円で見られるので、チャーリーとチョコレート工場を見てきました。子供向け(?)のわりに見る大人が多かったのかも。(夜ということもあり子供いなかった) ウォンカさんがキモかわいかったです。原作を読んでないので、なぜ歯科院があんなところにあるのかわからなかったのですが……。まあ、そのうち読んでみようと思う。
メモには、『リースリーズ』と書かれていた。 「……無理だろ」 「無理だのう」 リースリーズは原則的には魔族ではない。しかし、ここに名が載っているということは、とうとう魔族として受け入れたらしい。ブロードが最初に魔族となった人間としたら、彼女は二番目だ。 「これまた、懐かしい名前が出てきたな」 アニムの顔は引きつっている。 「……俺はあんま知らねえけど、なんか精神的ダメージを受けるとかって聞いたことがある」 「奴は、人の記憶を読んでその記憶の人物に化ける。そいつが自分より強いということを見越してのう。昔、まだ奴が人間だった頃一度だけ会った。あの時はまだよかったのだ思い出を喰っていた頃だったからのう」 「思い出を糧にするのか?」 「だから、古いものを盗んでいた。人が思い出をこめたものを……しかし、レイム=トグスマンというウォンテッダーがそのリースリーズから盗んだものを取り返した。それからはしばらく大人しくしておったというのだが……」 「いつしか、脳を喰うようになった魔族だ」 と、樹理は静かに言う。 「そして能力は数段上がって、こちらの忘れていることすら思い出させる」 「なんで、リースリーズはそうなっちゃんだ?」 「さて?」 アニムはため息をついた。相手が悪すぎた。
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